エックスサーバーは国内No.1シェアを誇る老舗のレンタルサーバーであり、利用を検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、エックスサーバにはスタンダード・プレミアム・ビジネスの3つがあり、初めて利用する場合はどのプランを選べばよいか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで、当記事ではエックスサーバーの3つのプランを表で比較し、各プランにおすすめな人まで解説します。
スタンダード・プレミアム・ビジネスの3つのプランを表で比較
上記の通り、エックスサーバーにはスタンダード・プレミアム・ビジネスの3つのプランがあります。
これらの3つのプランの費用やスペックなどを以下の表にまとめましたので、こちらをご覧ください。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金(契約期間) | 1,320円(3ヶ月) 1,210円(6ヶ月) 1,100円(12ヶ月) 1,045円(24ヶ月) 990円(36ヶ月) | 2,640円(3ヶ月) 2,420円(6ヶ月) 2,200円(12ヶ月) 2,090円(24ヶ月) 1,980円(36ヶ月) | 5,280円(3ヶ月) 4,840円(6ヶ月) 4,400円(12ヶ月) 4,180円(24ヶ月) 3,960円(36ヶ月) |
CPU/vCPU | 6コア/6コア | 8コア/8コア | 12コア/10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
容量(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
永久無料の独自ドメイン | 2個まで(種類は後述) | 2個まで(種類は後述) | 2個まで(種類は後述) |
無料設定代行 | なし | なし | あり(月3回まで) |
以下では、それぞれの項目における違いを詳しく比較していきます。
月額料金
月額料金はスタンダード→プレミアム→ビジネスの順に高くなることがわかります。
それぞれ最も月額料金が安い期間(36ヶ月)で比較すると、スタンダードプランは990円、プレミアムプランは1,980円、ビジネスプランは3,960円です。
ディスク容量
ディスク容量はスタンダード→プレミアム→ビジネスの順で、300GB→400GB→500GBと大きくなります。上位プランに切り替わると、ディスク容量は100GB大きくなることがわかりますね。
そのため、もしレンタルサーバーを利用するにあたり、大容量が必要となるのであればプレミアムプランやビジネスプランを検討してみてもよいでしょう。
CPU/vCPUとメモリ
CPU/vCPUとメモリはプラン毎に改めて表にまとめると以下のようになります。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
CPU/vCPU | 6コア/6コア | 8コア/8コア | 12コア/10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
比較すると、スタンダード→プレミアム→ビジネスの順でスペックが高くなっていることが一目瞭然ですね。
永久無料の独自ドメインの種類
どのプランでも共通して、永久無料の独自ドメインを2つ取得することができます。
しかし、その取得できる種類や付与条件は以下のように異なります。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
付与条件 | 新規契約の場合は12ヶ月以上 契約済みの場合は24ヶ月以上・自動更新設定を有効化 | 特になし | 特になし |
1個まで取得可 | .com .net .org .info .biz .xyz .link .click | .com .net .org .info .biz .xyz .link .click .jp | .com .net .org .info .biz .xyz .link .click .jp .co.jp .or.jp .ne.jp |
2個まで取得可 | .blog .online .site | .blog .online .site | .blog .online .site |
スタンダードのみ付与条件が設けられているほか、1個まで取得可能なドメインはプレミアムで「.jp」が追加され、ビジネスで「.co.jp」「.or.jp」「.ne.jp」が追加されることがわかります。
無料設定代行
無料設定代行はスタンダードやプレミアムにないビジネスプラン限定のサービスです。
CMSインストールやメールアドレスの作成、独自ドメインの設定など、サイトやブログを立ち上げるために必要な設定を月3回まで無料で行ってくれます。
スタンダード・プレミアム・ビジネスの各プランがおすすめ人の特徴
エックスサーバーの3つのプランはそれぞれ料金面や性能面に違いがあることがお分かりいただけたと思います。
基本的にはスタンダード→プレミアム→ビジネスの順に料金と性能が高くなっていくという理解で大丈夫です。
では、違いを理解していただいたところで、次に各プランはどんな人におすすめなのか紹介してまいります。
スタンダードプランがおすすめな人の特徴
スタンダードプランは3つのプランの中でも最もベーシックな内容であり、大抵の方はこのスタンダードプランがおすすめです。
ディスク容量が300GBあれば、よほど大規模なサイトを運営しない限り容量不足になることはほとんどありません。また、運用サイト数が無制限、電話・メール・チャットによるサポートなど十分なサービスを受けられます。
プレミアムプランがおすすめな人の特徴
小〜中規模の企業のサイト運営やメールサーバーなどで利用を検討している人はプレミアムプランがおすすめです。
企業サイトの運営のみであればスタンダードプランで十分ですが、メール管理までも行う場合は容量400GBのプレミアムプランにしておいた方が良いでしょう。
また、取得できる独自ドメインに「.jp」が追加されるため、このドメインを使用したい場合もプレミアムプランを利用する必要があります。
ビジネスプランがおすすめな人の特徴
大規模サイトや社員数の多い企業を運営する場合はビジネスプランがおすすめです。これらを運営する場合は容量不足になる可能性が高いため、ディスク容量が500GBと3つのプランで最も容量が多いビジネスプランを選ぶべきと言えるでしょう。
また、3つのプランの中で唯一、無料代行サービスを利用することもでき、一からサイト運営を始めたいという方にもおすすめです。
初心者はスタンダードプランを利用しよう
上記にて3つのプランそれぞれの利用すべき人の特徴をご紹介しました。ご自身がどれに当てはまるか確認した上で、最適のプランを選ぶようにしてください。
しかし、もし自分がどれに当てはまるかわからないという初心者の方はスタンダードプランがおすすめです。
3つのプランで最も容量や性能が低いものの、通常規模のサイトやブログを運営する上ではスペック面では全く問題ありません。
また、もしスペック不足を感じた場合はすぐ上位プランに切り替えることも可能ですので、何から始めたら良いかわからない場合は、最も費用が安いスタンダードプランがおすすめです。
まとめ
当記事では、エックスサーバーの3つのプランであるスタンダードプラン・プレミアムプラン・ビジネスプランについてそれぞれ解説しました。
スタンダード→プレミアム→ビジネスの順で費用と性能が高くなっていくことがお分かりいただけたと思います。しかし、大抵の方は最も性能が低い分、費用が安いスタンダードプランで十分です。
もし、利用手続きがわからないという方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。