
Xserver VPSはエックスサーバーが2022年から運用を開始している仮想サーバーです。
エックスサーバーは国内No.1のシェア率を誇り、20年以上の運用実績がある一方で、Xserver VPSは最近開始されたサービスであるため、「他社と比べていいの?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、当記事ではXserver VPSを他社のVPSと比較し、その上でわかった強みも併せてご紹介します。
VPSを選ぶための3つのポイント
選ぶべきポイントを押さえておけば、比較する際にどの点に着目すれば良いか分かるようになります。
そのため、Xserver VPSを他社と比較する前に、VPSを選ぶための3つのポイントを押さえておきましょう。
コストパフォーマンスの高さ
まず最初にご紹介するのは、コストパフォーマンスの高さです。
コストパフォーマンスの高さを見極めるためには、利用用途に求められるスペックを知っておきましょう。必要なCPUやメモリ、ストレージの容量などを知り、その上で比較検討をするのが重要です。
そして、必要なスペックを満たす中で最も安い料金で利用できるVPSが、最もコストパフォーマンスが高いVPSとなります。
使いやすさ
次にご紹介するのは使いやすさです。
VPSは管理者権限を持て、サーバーを自由にカスタマイズできるのが一つの魅力です。その一方で、サーバーの設定を行うコントロールパネルが使いづらいとその魅力も失われてしまいます。
そのため、VPSを選ぶ際にはできる限りコントロールパネルも確認した方が良いでしょう。無料の試用期間を設けているVPSサービスも多く、もしこの試用期間があれば、積極的に利用するのをおすすめします。
サポート体制
VPSサーバーの管理は自分自身で行う必要がありますが、高い専門性が必要となるトラブルが発生することもあります。このような事態にも対応できるようにサポート体制が充実しているかどうかも確認した方が良いでしょう。
チャットやメールでのサポートはもちろんのこと、緊急時に心強い電話対応もあるVPSサービスを選ぶのをおすすめします。
また、トラブルを未然に防止できる体制が整備されているかも、重要なポイントです。サイバー攻撃などに対するセキュリティ対策や、サーバー上限に達する前に連絡してくれるサーバー監視などがあるかも併せて確認しておきましょう。
Xserver VPSと他社VPSを表で徹底比較!
VPSを選ぶ際のポイントを押さえたら、次にXserver VPSと他社VPSの比較を行なっていきます。
今回はさくらインターネットとConoHaとの比較を行いましたので、ぜひ参考にしてください。
Xserver | さくらインターネット | ConoHa | |
月額料金(3年契約時) | 1,980〜63,360円 | 1,210〜35,191円 | 1,210〜72,358円 |
CPU | AMD EPYC7003 | Xeon E5-2620 v4 | Xeon E5-2650 v3 |
仮想コア | 3〜24コア | 2〜10コア | 2〜24コア |
仮想メモリ | 2GB〜64GB | 1GB〜32GB | 1GB〜64GB |
ストレージの種類 | NVMe SSD | SSD | SSD |
ストレージの容量 | 100GB | 50〜1600GB | 100GB |
サポート体制 | メール/チャット/電話 | メール/チャット/電話 | メール/チャット/電話 |
まず、共通点から述べるといずれのVPSサービスも、サポート体制はメール/チャット/電話に対応しており、緊急時にも手厚いサポートが受けられることがわかりますね。
また、仮想コアや仮想メモリはXserve VPSとConoHa VPSがほぼ同等であることがわかります。
一方、CPUはXserverが2019年に登場したAMD EPYC7003が採用されており、さくらインターネットは2016年登場のXeon E5-2620 v4、ConoHaは2014年登場のXeon E5-2650 v3がそれぞれ採用されていて、CPUの性能はXserverが最も高いです。
また、Xserverが唯一高速ストレージであるNVMeを採用しており、CPUやストレージの性能はXsereverが最も高いことがわかります。
比較してわかったXserver VPSの3つの強み

ここでは、他社のVPSサービスと比較してわかったXserver VPSの強みを3つご紹介します。
コストパフォーマンスが高い
まず最初にご紹介するのはコストパフォーマンスが高いということです。
Xserver VPSの公式サイトで説明されているように、キャンペーン適用でメモリ2GBのVPSを実質月額415円から使用できます。
メモリ2GBの容量でこれほど安価に利用できるVPSサービスは他にはなく、コストパフォーマンスの高さはXserver VPSの大きな強みと言えるでしょう。

CPU・ストレージのスペックが高い
次にご紹介するのはCPU・ストレージのスペックが高いということです。
上記でもご紹介したように、Xserver VPSのCPU・ストレージはそれぞれ、AMD EPYC7003・NVMe SSDと非常にハイスペックです。
特にNVMe SSDは従来のSSD環境と比較すると、読み込み速度が最大で約17倍も速く、ミラーリング構成なのでトラブル耐性も高いです。
これほどのハイスペック環境を実現しているVPSサービスは他にはあまりなく、快適なネットワークを楽しむことができます。
レンタルサーバーの運用経験が豊富
最後にご紹介するのはレンタルサーバーの運用経験が豊富ということです。
エックスサーバーは2004年に設立し、レンタルサーバーの運用経験は20年を超えています。そのため、不明点があった際のサポートや何かトラブルが発生した際の対処が手厚く、不安なくVPSを利用することができるのです。
VPSサービス自体は2022年からと後発ではあるものの、レンタルサーバーの運用経験は豊富にあるため、その点はあまり心配なくて良いでしょう。
まとめ
当記事では、Xserver VPSを他社VPSサービスと比較し、その上でわかった強みなどをご紹介しました。メモリ2GBのVPSが実質月額415円から利用でき、コストパフォーマンスが非常に高いのがXserver VPSの魅力です。
また、そもそもVPSのスペック自体も高いため、現在VPSサービスの利用を検討している人はぜひXserver VPSを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。